ツナワタリマイライフ

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「新技術導入の遅さの一端はラーニングモデルの違いかもしれない」を読んで自分の学習スタイルを見直す

はじめに

読んだ。

simplearchitect.hatenablog.com

内容は読んでいただくとして、このエントリでは自分自身や組織がどういうラーニングモデルか、そして今後どうしていきたいかを考えていきたい。

自分のラーニングモデル

例に漏れず、具体例から学ぶタイプ。質問する場合も具体的にどうですかと聞いてしまうタイプです。

そして概念と具体を行き来しながらだんだんと本質が見えていくっていう学習スタイルだと思っているし、それでもいいと思ってました。

ただ、徹底的に理解するために却って時間がかかるような気もするので、簡単にどちらが優れているかと自分は判断できない。

会社の人々のラーニングモデル

同じようなひとが集まるから当然そうなんだろうけど、やってみて、結果から(帰納的と言うんですかね)学習するタイプの人しかいない。なぜなら最初に徹底的な理解を教えてもらったことがまるで無いから。入社したての頃、「まずやってみる」ことすら選択肢にない赤子のような頃は非常に苦しい思いをした。

質問して、すぐに返せれば返ってくるが、基本的に「やってみたら?」or「やってみよっか」が多い。

生花の例に出ているように、このやり方はスケールしないし、理解が完全になるまで何サイクルも回さねばならず、時間がかかると感じている。

理想的な学習の仕方

以前新しいことの学び方について同期と議論してますね。

take-she12.hatenablog.com

かといって、作りたいものがなければ学べないのか、って話になるし、作りたいものがあったとしてもベースの知識がないと実現できるかどうかの判断ってできないから、これもやっぱり車の両輪のような話なんでしょうね。

最初に本を読む派と作りたいものが先にある派のように聞こえますが、最初に本を読む派が徹底理解する派かというとそうではないですよね、ここでは新しい言語やフレームワークの学び方についてだから。

徹底的な理解は具体的な動作を助けるし、具体的な動作は徹底的な理解を助けます。これはどっちが先って決める問題ではないように、やはり思います。

おわりに

日本と米国でラーニングモデルの違いがあるということ自体はそれでいいと思います。ただ、これがどちらかに偏っていてはまずいと思ってます。特に、具体的なほうにばかり寄るよりは、理解のほうに割合を置いたほうがいいと思います。

というのも、具体例で「とりあえずやってみた、よくわかんないけど動いた、あーなるほどだからかー」を繰り返すのはいいんですが、1つ1つを倒すのにそれなりに時間がかかってしまう上に、知識が体系化するまでに時間がかかるはず。最初に7割ほど理解に割いたあと実践に移る、ぐらいが良いバランスなのかなと思います。

ただこれって効果が測定できないから答えが出ない問題でもありますね。。。