ドミトリーでの目覚め
暗闇の中で入ったドミトリーのベッド、静かに静かにベッドメイクをして寝た。寝つきはいいほうなので、睡眠自体はちゃんととれた。身支度を整えて、共通スペースで昨日買って食べ損ねたサンドを食べた。朝食も用意されていたようだが、面白いのが食べ終わった食器は自分で洗って元に戻すということ。結局コーヒーもからっぽだったので使わなかったが。
ダブリンからダーキーへ
ダブリンの街の雰囲気は、これまできたウィーン、ザルツブルグ、ミュンヘンとはまだガラっと変わる。
友人と待ち合わせ、アイルランドに自分たちがいるということがシュールだよね〜なんて話しつつ、久しぶりに日本語をがっつり喋れて嬉しい。日本語話してるとぶつかったときに「ごめんなさい」って出ちゃって、脳の発話モードが英語/日本語となっていることに気づく。
DARTに乗ってダーキーへ。
ダーキー
行きたいところある?と聞かれ「海に行きたい」と雑に回答。ほら、ひとり旅、困った時の指針、海、カレー、酒だからね。そうするとたまたまテレビでダーキーが放映されていて、いいじゃん、となって行くことに。
DARTで40分ほど走ってついた小さな街。とりあえず歩いてみる。幾分か街に可愛さが増している。
GRAPEVINEに思わず反応。おそらくワインを出す店で、夕方通ると賑わっていた。
座ろうか〜ということで適当なレストランへ。外国のハンバーガーを食べたい、という雑な理由でチョイス。ちゃんと食べきれた。ポテトが多い。アイルランドはポテトが主食らしい。糖質。
ダーキー島へ
食事をしつつ、島のほうに歩いてみようか、ということで歩いてみる。
beautiful
アイルランドは天気が変わりやすいらしく、この日も朝は大雨だったらしい。(ドミトリーにいて気づかず)着いた時は曇りぐらいだったが、見事に晴れ。良い天気。人生ウケる。
「あの島行ってみたいよね」「行けるのかな」と話しつつ、島の向こうにひとはいるっぽいし、どうも船が出ている雰囲気。船着場で待っていると、乗ることができた。往復8ユーロ。
船からの眺めもまた最&高
「そういえばどうやって帰ってくるんだろうね?」「帰る場所に立ってりゃ勝手に迎えに来てくれるんじゃない?雑に」と話していたら、本当にそうだった。(笑)まぁ確かに時刻表などという概念もないわけだし、そうするしかない。最後は18時だからそれ過ぎたらこの島にSTAYしてくれよということだった。
島からみる本土もまた良い。この景色は島からでしか見れないもんね。
まー本当に何もない。何もない島。それが自然。
うさぎや羊がいるとのことだが、一匹もいなかった。うさぎの家である穴はボコボコ空いてるんだけどね。
島の反対側には鳥さんがたくさん。海にはアザラシ?がいた。うまく写真には収められなかったけど。
かつてひとが住んでいたのかどうかわからないが、無人島で、この景色と、野生動物。心が荒んだ時にはきたい場所。
ゆっくり海を眺めて、空が動くのを眺める時間、本当好きなんだよなー。
帰りも同じ船頭さん。
港付近では子供たちが泳いでいて、平和〜〜〜ってなった。
カフェ。RegularをRGL、LergeをLRGと表記されていてわからなかった。
ダブリンへ
お茶をしてまたDARTに乗ってダブリンへ。お土産の視察をかねて街歩きをした。アイルランドは緑が国のカラーで、お土産屋は緑一色。
街を歩きながら、話しながらカレー屋へ。ガチのインディアンカレー。
マサラチキンなんとか。辛かった。
インドのビール。後味すっきり。
アイルランドは食事をしていると「どう?おいしい?」的なことを聞いてくる。Do you like〜?って聞いてんのかな。「おいしいよ〜」と答えて「よかった〜」みたいな会話をする。アイルランドはおしゃべりが好きなひとが多いのも同じ理由かもしれない。
Bray
この日の宿は実は当日までとっていなかった。ダブリンはやたら宿が高く、一泊3万以上。さすがに出せない。かといってドミトリーはもう嫌だ。(笑)だし、ドミトリーですら1万弱する。
DARTの沿線ならいいんじゃない?ということで、今日行ったdalkeyよりさらに南のbrayに9000円の素敵なアパートメントが借りられたのでそこを予約。友人と別れBrayに向かった。
小さな街。事前に連絡していたので、ベルを鳴らしてアパートメントのホストに部屋まで案内してもらう。ダブルベッド、キッチンつき(何も活用できない)、部屋は広いし、綺麗だし、最高。
バー
アイルランドに来たからにはバーに行きたい。街を歩くと海のすぐ近くにバーがあった。ズンドコ音楽がなっていて騒がしい。
「ビール飲みたーい」っていうと、「何の種類がいい?」と言われて迷ってたら「こっから選びんしゃい」ってなった。BRAYのビールを飲んだ。これがめちゃくちゃうまかった。
もう一杯どうすっかなーといい気持ちで飲んでると、2つほど隣の席のおじさまが「それカメラだろ?俺を撮ってくれ」と謎の絡み方をされ、撮った。んで、まぁせっかくだから「送るよ、メールアドレスある?」というと「メールアドレスは持ってない」とのこと。電話番号を書いてくれたが、SNSで送れるかわかんないし、そもそも今のSIMデータ通信のみだから送れない。
家の住所教えてもらって後日送ることにした。うるさかったのもあり、あんまり意思疎通できた気がしないが、アイルランドいい場所やろ?またこいよ、と言われた気がするのでまた来ます。2杯目おごってくれてありがとう。
ライブバー
さてもう夜も遅いし酒でも買って帰るかな、でも空いてんのかな、と思いつつ、海沿いからメインの通りまで歩く。
素敵な演奏が流れていたのでうっかり入った。
これがまた最高の体験だった。ギターとベースの2人組が、バックに録音を流しつつ演奏していた。中はほぼほぼ満席で、ひとはたくさん。ステージ前ではみんな踊るし、大合唱。こりゃ楽しい文化だな〜思った。
忙しそうな店員さんも、カウンター前でビール飲みたそうな顔して待ってると「へい、お前は何にする?」と聞いてくれた。ビール飲みつつ、身体を動かして、歌って、楽しむ。あー音楽って実は楽しいのでは???と気づく。久しぶりな体験だった。
何の曲をやっていたかはわからなかったが、地元民みんな歌っていたし、アイリッシュの有名な音楽なんだろう。
最高の演奏だったのでミュージシャンにお礼を一方的に投げつけて帰った。本当に良い夜だった。
感想とか
ダブリンはこれまでの国とはまた雰囲気が違うが、夜が元気がいいところがいい。明日の夜はぜひにアイリッシュウィスキーを飲みに行きたい。
アイルランドは大自然の国らしく、ダブリン拠点だとかなり遠出しないと良いところを楽しめないだろうから、また来るしかなくなってしまった。
やっぱり旅はゆっくりするに限る。疲れてはいけない。おいしい食事を食べて、自然のそばで心を落ち着け、夜は酒と音楽。加えて語り合える友人もいるもんだから、旅はいよいよ完璧といったところだ。今日も良い1日になった。
今後の予定
- day1 6/11 Vienna
- day2 6/12 Vienna
- day3 6/13 Vienna
- day4 6/14 Vieena -> Hallstatt -> Salzburg
- day5 6/15 Salzburg -> München -> Dublin
- day6 6/16 Dublin
- day7 6/17 Dublin
- day8 6/18 Dublin -> Vienna / Vienna -> Dubai
- day9 6/19 Dubai -> Haneda
いよいよ残すところ2日。思う存分ゆっくりするぞ。