読んだ。めっちゃ良かった。
- 作者:時吉 秀弥
- 発売日: 2019/11/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
英文法の鬼100則 読了。今まで読んだ英語の本で1番良かった。文法や接続詞の元々ある意味、というよりイメージを元に様々な事例を説明して、腑に落ちまくった。丸暗記禁止とはいえ100則あるので時々読み返したい。最後の英文でひとを説得させるライティングの話も良かった。https://t.co/F4O20pWt3X
— Circuit Breaking (@chaspy_) May 10, 2020
自分は典型的な英語できるようになりたいけどなれない日本人で、ダメだとわかりつつよくこういう本を買っては積んだりわかった気になったりしてきたんだけど、この本は本当にスッキリした。
語学って、完全なルール化は無理だよねってあるところで諦めてしまって、実際それはその通りなんだけど、それでも「イメージ」でおそらく8割9割がたまかなえるような説明がされていて、非常に説得力があった。
「認知言語学」というものがあることもはじめて知った。英語の気持ち、と表現されていたのが面白い。
軽い情報が前、言いたいことを先に言う、という大原則や、文型を力の方向と解釈しなおしたり。前置詞の持つイメージだったり。これまでの中学・高校で学んだ、ある意味表層的な理解から一歩深いところに踏み込める面白い体験だった。もっと早く読みたかったなあ、と思える本は貴重だ。
「丸暗記、禁止。」と帯にあるように、原則やイメージを覚えて応用して、最低限の知識で使いこなせるようになろうということだが、それでも100のトピックがあり、読みながらほうほうーとは思ったものの、その原則すら覚えられてないので、時々辞書的に引き直そうと思う。
今後はスピーキングだけではなく、ライティングもちゃんとやっていきたいと思っているので、そのときに文法的にこれはどう捉えればいいんだっけ?ってときに役に立ちそうだ。
年になかなかない、手元においておきたいと思える1冊でした。