ツナワタリマイライフ

日常ネタから技術ネタ、音楽ネタまで何でも書きます。

女性エンジニアのキャリアストーリーを集めた womeneng.jp 立ち上げと Netlify & hugo でハマったこと

背景

この記事を読んで

note.com

こう思い浮かんで

あおいさんとやるかーってなって

womeneng.jp 立ち上げました。

womeneng.jp

ちょっと前にこの業界の男女比であったり、男女でいうところ事実上女性がマイノリティであることであったり、そのマイノリティがゆえの不利益を何かしら被っていることであったりを考えた時期がありました。

~ Girls 系のイベントであったり、最近だと大平さん、菜穂子さん、ちょまどさんが Code Polaris を立ち上げたり、既に活躍されてる女性がこの問題の解決に向かって動いています。

chomado.com

note.com

この男女比の偏りは長期的に是正されるべきだと思います。しかしそのために、業界における圧倒的マジョリティ(情報系大学、大学院卒で、男性で、Software Engineer としてキャリアを重ねている)である自分個人に何ができるだろうとずっと考えていました。

その頃あおいさんに何かできることないですかね、って雑に相談してたことがあったりして。結局その時は何も浮かばなかったのですが、

wiroha さんの note が公開され、

ただなるべくハードルを取り除いて、自信とチャンスを与えられればもっと増えるかなぁと思ったりしています。

この考えに強く共感しました。

その頃、別の女性エンジニアの方から以下の TED の動画を教えてもらいました。

www.tedxtokyo.com

女性がエンジニアリングを職業にする割合が低いのは、その素養を養う、幼少期に与えられるおもちゃの段階で Gender 差が生まれている、それを解決するために自ら女性のためのおもちゃ会社を立ち上げた女性のエピソードでした。

wiroha さんのキャリアストーリーの共有も同様に"選択肢"を増やしてくれる取り組みだと思いました。

きっとこのムーブは続きそうだ、と思い、Static Web Site の Hosting ぐらいなら自分でもできる、と思い、あおいさんに相談して今回立ち上げに至りました。

あおいさんが寄稿してくれなかったら、やろうと言ってくれなかったら自分一人ではできなかったと思います。心から感謝します。

今後

womenengjp は GitHub の Open Repository です。Pull Request で Contribution できます。

github.com

今後は見つけ次第 Link を追加していくのをぼちぼちやろうと思っています。

また、現状は個人を特定できる形で、勇気ある方が書いてくれていますが、全員がそうではないと思っています。インタビュー形式のように、語り手の負担を下げる取り組みであったり、より匿名性が高い形でのエピソード掲載ができないか、という話をあおいさんとしています。

少しずつでいいのでキャリアストーリーの数が増え、将来、女性エンジニアになるかもしれないひとの選択肢を知る手段として役に立ち、"女性エンジニア"というくくりが必要ない世の中になればいいなと思います。

おわりに

ストーリー書いてもいいよ!とか、書いたよ!っていうひとは連絡くれたり、PR で追加いただけたり、このサイト自体を広めてくれると嬉しいです。

womeneng.jp

それでは以降は Netlify & hugo のハマりです。

ハマり

本当はもっと爆速で公開したかったのに5日間もかかってしまったのでハマったことををまとめます。

Netlify での HTTPS が有効にならない

Netlify では Netlify DNS を使っていると custom domain に対して Let's Encrypt の SSL 証明書をボタンポチるだけで準備してくれます。超便利。

が、これが24時間経っても DNS Preparation が終わらない。

サポートに問い合わせるも Community に聞いてくれと言われ、早く出したかったので Pro Plan にあげて 1on1 サポートをつけてもらった。

原因

CAA Record の設定が必要だった(?)(ただ、過去は同じドメインレジストリ、同じ Netlify の設定で、CAA Record なしでできたケースもあったので謎)

対処

以下の要領で CAA Record を Netlify DNS で作成

$ dig CAA womeneng.jp

; <<>> DiG 9.10.6 <<>> CAA womeneng.jp
;; global options: +cmd
;; Got answer:
;; ->>HEADER<<- opcode: QUERY, status: NOERROR, id: 7517
;; flags: qr rd ra; QUERY: 1, ANSWER: 1, AUTHORITY: 0, ADDITIONAL: 1

;; OPT PSEUDOSECTION:
; EDNS: version: 0, flags:; udp: 512
;; QUESTION SECTION:
;womeneng.jp.           IN  CAA

;; ANSWER SECTION:
womeneng.jp.        7166    IN  CAA 0 issue "letsencrypt.org"

;; Query time: 21 msec
;; SERVER: 2404:1a8:7f01:b::3#53(2404:1a8:7f01:b::3)
;; WHEN: Sun Jan 31 02:09:01 JST 2021
;; MSG SIZE  rcvd: 74

最初設定してたときはこの Issuer が間違っていた。

学んだこと

作業ログはこちら。

github.com

Preview Site で CSS が適用されない

Netlify では Pull Request を作成するごとに Preview Site が Deploy される。めちゃ便利である。が、なぜか PR 環境の場合 CSS が適用されない。

CSS を要求する url が以下のようにスラッシュが欠けていた。 js/bundle.js の前ね。

Got: Request URL: https://deploy-preview-2--naughty-mcnulty-91e54f.netlify.appjs/bundle.js Want: Request URL: https://deploy-preview-2--naughty-mcnulty-91e54f.netlify.app/js/bundle.js

Issue と PR はこれ。

github.com

github.com

.netlify.conf で build 時のコマンドを設定するわけだけど、DEPLOY_PRIME_URL がなんと preview site の場合は末尾のスラッシュを含まない。マジかよ。

docs.netlify.com

というわけで入れた。ugly な hack な気がするがしょうがない。これみんなハマらないのかな。

画像が Responsive にならない

Issue

github.com

スマホとか Window size が小さいものでみた時に画像が横幅 100% の resize されず横スクロールが必要みたいになっていてイケてない。

これはまぁもしかしたら hugo theme の upstream に contribution できることなのかもしれない。あとで Issue 起票してみよう。

css 知識 2 の知能でなんとかしました。

github.com

hugo template が custom css 使えて助かった。

2021-01-31 追記

template のほうに PR を投げて merge されました。良い話だ。

github.com