はじめに
ソフトウェア開発者の卵として会社に入社して2年が経った。1人前扱いの3年目になって3ヶ月がたった。これからは評価査定もはじまる。(最初の2年間は見習い扱いでナシ)さぁこれからどう生きる、特にこの3ヶ月は悶々と生きてきたが、ようやく自分なりに言語化できたので残しておく。
キャリアを築こう
これを教えてくれたのはSoftSkillsだ。
- 作者: ジョン・ソンメズ
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2016/06/02
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既に遅いぐらいあるが、何事も遅いことはない。(not too late!)今からでもキャリアを築きはじめることができる。
自分が何者であるか
どこどこの会社に勤めている◯◯です。今はこの仕事をしています、じゃなくて、〜エンジニアの◯◯です。今はどこどこで働いています、と言えるようになれ、という言葉がある。本当にその通りだと思う。所詮会社は所属なのだ。あなた自身はどういう人間なのかを言えなければ、戦っていけない。
それは最近読んだ以下の本でも強く実感することとなった。
- 作者: 高城剛
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2011/02/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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少し長くなるが、まえがきを拝借する。
一体、自分は何者で、何を考えてて、何をしてて、これからどう生きるのか、という命題は、僕に限らず、きっと多くの人もしっかり考えたことがないテーマだろう。僕だったらクリエイターという肩書の前に、本当にクリエイティブに、エキサイティングに日々を生きているのか、挑戦しつづけているのか、を、常に自問しなくてはならない。
自分が何者かを考えなくてはならないのは、誰もが一緒だ。
そして、仕事をはじめて20年ちょっと経った中間地点のいま、自分の地図を見直すことで、次の20年がより明確にわかるだろうと思った。(省略)しかし、自分の居場所も地図の見方も分からずに、行き先ばかりを設定して、さらに言えば、行き先に向かう「やる気」ばかり先行してしまうと、迷走することは必至だ。
それが自分にとっての今で、次の目的を定めないと、進むににしても蛇行してしまう、と感じた。
周りの情報に左右されずに、いかにして、自分と徹底的に向き合うか?深く向き合えれば向き合えるほど、目的地へと向かう人生の地図は、より明確なものになる。その時間を、毎日10分持っているかどうかが、とても大事だと思う。
徹底的に自分と向き合うことが、まだまだ必要だ。
QA形式のこの本はとても読みやすいが、職業が違えど誰にも刺さる内容だ。このままでいいのか、と漠然とした不安を持ってる人がいたら是非読んでください。
大きな目標
月や年レベルでの目標は作っても、その先に何を目指すか?が定まっていないと意味はない。
自分の目標は国際的に活躍できるソフトウェアエンジニアになること。
定義は曖昧なままでいい、とりあえず大きな大きな山、夢を持たないと、自分が進むスピードは何倍も遅くなる。これをここに書けたことが大きな進歩なんだ。
3つの指針
それを目指すために、今後3つの観点で自分を磨きたいと思う。
技術
ソフトウェアエンジニアは、いや、エンジニアという職業は技術が全てだ。技術があれば食っていけるし、なければ食っていけない、とてもシンプルだ。
最近読んだ以下の記事がとてもおもしろかった。全員に「圧倒的な技術」が共通している。そのために息をするように努力して技術を身に着けている。
自分が興味のある分野、かつ今仕事でやっている分野はインフラに近いソフトウェア開発。流行り言葉で言えばSoftware Defined〜かもしれないし、Infrustructure as a Codeかもしれない。OpenStackというクラウドIaaSのOSSを触っている。
まずはこの分野で社内の第一人者になる。そして社外でも発信して、コミットしていける存在になりたい。
あともうひとつ、Site Relieablity Engneerにとても憧れる。
書評: Site Reliability Engineering · re-imagine
もしかして究極自分が目指してるのってここなんじゃないかなって思う。はやく読まないと。
英語
もうどう英語なしで生き残ることはできない。目標にもある通り、海外に行きたい、というストレートな願望があるわけでもないが、国関係なく働ける存在になりたい。
最近実践しはじめたことは
- gitのcommitメッセージを英語で書く
- toolのREADMEを英語で書く
- プログラムのコメントを英語で書く
これまでは日本語だったので、これだけでも変わってきたと思います。
今後取り組みたいことが2つ。これは今年の後半ぐらいで成し遂げたいミッション
Grammer in use
シンガポールで働かれているジャバ・ザ・ハットリさんがよく紹介しているこの本。英語で英語を学ぶということで一冊やり遂げたい。
- 作者: Raymond Murphy,William R. Smalzer
- 出版社/メーカー: Cambridge University Press
- 発売日: 2009/03/09
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これは職種は違うが英語習得を目指してる同期と一緒に進めていくことにした。
Amazon English
早速申し込んで15分やってみた。これはとてもいい。英語が流されて、その文章が画面に記載されている。
速度が自分でコントロールできたり、その場で辞書を引いたり(何と英和じゃなく英英事典も使える)、自身の英語レベルに従って作品をおすすめしてくれる。さらに1日15分やったら教えてくれるので、まずは毎日15分を目標にしたい。
長いものは最初はなかなか持たないので、短いものを早速やってみた。
あ、これ完全に和訳出てますね。答え合わせができるという意味では良いか。あとで見よう。
好きな一節は
So if you know a foreign language, it's also fun to read your favorite books in two languages.
Instead of lost in translation, I found there is much to gain.
そして最後の
books have given me a magic portal to connect with people of the past and the present.
I know I shall never feel lonely or powerless again.
読書は普段から好きですが、いいこと言うなと思いました。そして二ヶ国語で読むというのもやってみたい。
スピード
圧倒的にスピードが遅いと感じています。これは正直主観的なもので、何とも説明しづらいんです。リーダーの指示通りにうーんと悩んで何とか自分でもがいて答えに近づく、ということはできるようになったんですが、それじゃ遅すぎるんじゃないかな、と思いました。この壁をどう越えればいいのかはまだ分かってないです。ただ優秀な先輩エンジニアは圧倒的にスピードが違う。それは技術があるからかもしれないし、別のマインドなのかもしれない。
ITが高度に進化し、今後もスピードは重要だと思うので、常にスピードを意識していきたい。
おわりに
30までの3年間、必死に駆け上がっていく。まず今年はインフラストラクチャの自動化を社内実践する。攻めるぞ!