きっかけ
結城浩さんのこのツイート。
まだ13%しか読んでないけど、けっこうノリがいいので楽しい。ゼロ円の本のようなので「自己出版」に関心のある人にはいいかも。初めの部分で「誰に向けて」書いてるのかを明記しているのが好感。
— 結城浩 (@hyuki) December 1, 2015
『ねぇ、その出版楽しいの?』(丸木戸サキ)https://t.co/BOUPaSWNnl
結城浩さんは数学文章作法、数学ガールシリーズ、暗号技術入門等で有名な作家。少し前からフォローしている。
kindle owner's library使っておらずもったいないことをしていたので無料で読みました。30歳までの目標で出版を掲げていたこともあって、いつか本を出したいという夢はあります。時代として電子書籍での配信が手っ取り早いだろうし、ちょうど良いテーマでした。
ねぇ、その出版楽しいの?
- 作者: 丸木戸サキ
- 出版社/メーカー: SADOMASOCHISM
- 発売日: 2015/11/25
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
KDPで出版をしようとしている人、している人向けのエッセイ。とにかく作者の主張は「楽しくあること」に一貫してて、読んでてそのエネルギーが受け取れることが最も大きい。
面白いと思ったのは「読みたいものを書く」という点。売れるための、指南本ではないことは何度も注意しながらも、最後には売れるテクニックに関する記述がある。「書きたい本」ではなく「読みたい本」を。出版だってビジネスなんだ、編集者がいて、戦略的に、売りに行っている、同じことをしないで勝てるわけがないと思いました。
出版を全部自分ですることの楽しさ、あとは実際にKDPで登録する際の工夫や悩み、レビューがついたつかない、売れた売れないのリアルな話があって、面白かったです。
KDPについて
さて、簡単に自己出版ができるKDPについてもう少し調べてみる。
昔は税に関していろいろめんどくさかったみたいだけど、今は完全に0円で出版できるらしい。すごい時代だな。
簡単になったAmazon Kindle での自己出版 | セブ島で現地ビジネス(ホンネの話)
実際に出版するまではアップロードして変換して、実機確認するという流れになる。これはPCの扱いが苦手なひとにとっては高い障壁かもしれない。おそらく自分はどれも調べながらできると思う。「ねぇ、その出版楽しいの?」でも触れられていたが、表紙をいかに作るかがスキル差が出る。アウトソーシングするひとも多い部分でしょう。逆に言えば変換から登録までを代行するサービスもあるみたい。各工程はこちらのブログに細かく書いてある。
キンドル・ダイレクト・パブリッシング体験記録 - Chikirinの日記
あとはサラリーマンのみなさん気になる副業ですが、こちらのサイトに副業がバレる仕組みがわかりやすく書いてありました
会社にバレずに副業アルバイトは可能?本当か調べた結果を公開 - ネット副業の方法レシピ
ただ、20万以下ならokというのは危ないらしく、住民税の額によってバレるみたい。うーん、どうしたものか。
ちなみにうちの会社は就業規則で副業禁止だったはず。副業禁止についてはこちらの記事が本当にごもっともなことを書いている。
「副業禁止」の会社では、ぼくは絶対に社員として働きたくありません。優秀な人ほど、そう考えるとも思います : まだ東京で消耗してるの?
話はそれますが、正社員として働かれてる方はここまで確認してから自己出版に踏み切ったほうが良いですね。
まとめ
KDPで自己出版するという選択肢を知ることができたのは大きい。ただ自分の中で漠然とした「出版したい」という気持ちがある中、何を書きたいか、何を出したいかということが明確になっていない。まずは文章を書いて伝えるトレーニングとして今年1年は読んだ本や自分の考えをブログに表現していくトレーニングをしていきたいと思っている。
小説、物語を「創作」するのか、何らかの思想や技術、テクニックを伝える本を書くのか、それは分からない。(今のところ、後者のほうが得意なのかなあという気はしている)これからどんな本を書いていきたいのか、その本がどうやって売れるのかについては少しずつ考えていきたい。