カイゼン・ジャーニー / 「一人から始める」を始める。
カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで
- 作者: 市谷聡啓,新井剛
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2018/02/15
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
https://devlove.doorkeeper.jp/events/71927
参加してきた。現場でのメモ+感想をまとめておきます。
感想
- 少し前に読了して、振り返りブログを書こうとしていたところ、インプットになると思い参加
- 自分1人=ぼっちでカイゼンをしていってるけど、広がらないところで悩んでる、ってひとばかりが集まっていた(私もそう)
- (市谷さんもおっしゃっていたけど)無理に全部変えなくていいんじゃないか、自分がどんどんやって、それで置いていって、その上で会社変えりゃいいんじゃないか、って言っていて、本当にその通りだと思う(僕もそれで転職した)
- カイゼン・ジャーニーはたぶんアジャイルの話じゃない、カイゼンって、自分や周囲を変えるって、自分からやるしかないんだよ、ってことが、一番のメッセージだと思う
以下はメモ。
第1部 新井さん
- 同僚を助けることを評価
- try100
- 他人を輝かせる
- 勝手にメンター(尊敬しているひと)、好きを伝える、フィードバックをもらえる
旅路のまとめ
- 1歩を踏み出す
- 自分の意思で何かをやろうと決める
- 自分からGive & Give
- その結果、社内外の仲間に伝搬
- 越境している組織になっていた
- 5つの価値
- 自分からはじめ
- 越境
- フィードバック
- リフレーミング
- 巻き込み巻き込まれる
考えすぎちゃダメ
- たよるものが全部売り切れでも
- 理屈より心が知ってる
- Don't think feel
- ひとの思いは見えるものではなく、気づくものでした
- パターンの祖先
- クリストファー・アレグザンダー:無名の質
- 心の中で知ってる、無名
- 自然がもっとも綺麗に感じる
- 「無名の質」
- カンバンの社内導入
- 研修会場誘致
- 会社見学ツアー
- 孤軍奮闘しているあなたの相棒にカイゼンジャーニー
第2部 市谷さん
www.slideshare.net
- ぼっち
- 孤立 … 他から離れて一つだけ立っていること
- 孤独 … 頼りになる人や心の通じ合う人がいなく、ひとりぼっちでさびしい
- 孤高 … ただひとり高い境地
- ここでの「ぼっち」周囲より先に気づいて動き始める状態
- ぼっち曲線(笑)
- 縦軸は問題の気づきやすさ
- 横軸は多数->1人
- 孤立は誤解されるので「ソロ活動」と呼ぼう
- 音楽性の違い
- 抱えている仮設(切り口)が特異であればソロよりに
- これからはソロの時代!
- 特異な観点、行動力が「組織を牽引する力」として必要とされる
- 相対的に「際立った個」は貴重
- 「所属」から「提供」の時代
- 同時並行的に複数の企業に関与する時代
- 人が持つ時間を何に配分するのかのポートフォリオの時代へ
- 大きなる成果をあげるにはチームの力が必要
- 落合陽一寝てない
- どんなすごい人でもカレンダーはみんなと一緒
- キャンプ場のカレー理論
- 着火剤は自分自身
- 燃料は周囲
- かまどはよく燃やすためのお膳立て
- カレーはWhy(目的)
- 良い匂いがするともっと周囲を巻き込める
- くべる燃料が湿っていたら火は燃えない
- かまどは燃えても、燃料が集まらない?
- まだカレーを食べたくないのかも?
- 越境はドラクエと同じ。仲間とスキルが必要
- 自分のジャーニーをどう描こう
- 自分の身の程を知る
- will
- can
- should
- 自分で場を作る
- まず自分が外で話す
- 選択肢が増える
- 越境すると見える風景が変わる
- ハンガーフライトを企てるような人は結果的に早晩組織を去る
- 経験が、行動を起こした人への唯一の報酬
- やったらいろんなことがわかってしまう
- わかったことから次どうするか考える、自分で判断する
- バンバンやめたらいい
- やめても行った先でもぼっちの旅は続く
第3部 座談会
はじめの一歩・プラクティス導入 / 巻き込み方・スクラム導入
- 火がつかないひとはつかないよね
- でも実は燃えそうなひとはいる、そこをどう引き込むか
- ほんのいっぽの背中を押す
- やってもいいかな?と迷ってる
- ハードルを徹底的に下げる
- 3行でいい
- なんでもいい
- 新人使うのいいよね
- メリット、ビジョンを示すとまんなかのひとついてくる
巻き込みたいけど巻き込みにくい、どうする?
- 仲間を見つける
- ちょこっとだけ興味あるひと
- change agent
- カレー食べたくないひともいるしね、焼肉かな?
- 遠くにいくならみんなで、はやくいくならひとりで
- 巻き込まなくていいんじゃねえか
組織風土 / 続けるか辞めるか
- 間をギュってする
- えらいひとと平社員、間の中間管理職をギュってする
- ユーザーと自分たち、間の営業をギュってする
- 身の回りだけ巻き込んで、徐々に広げてく
- 変わらないひとは変わらなくていいんじゃないかと思う
著者への質疑
執筆のモチベーション
- 自分がしたことを意識的に形にしたほうがいい
アジャイル導入、プラクティスだとツール、エモーションだと宗教っぽくなる、どうしたらいい?
- エモーショナル全開、気にしない
- プラクティスはどうでもいい、問題ベース
- 問題があって、プラクティスチャーンス
- 宗教でいいんじゃない?
ぼっちでつらいときどうしたの
- つらい毎日(笑)
- コミュニティの仲間
- お酒
- (やる気の)角度を0にしない
- 0から1にするのはきつい
- 0になりそうなら止める、おいておく
closing session
- サポートサイトhttp://kaizenjourney.jp/
- facebook https://www.facebook.com/kaizenjourney.jp/
- facebook group https://www.facebook.com/groups/kaizen.journey/
なんでやってるの
- "力を貸してくれる人や、後押ししてくれる人がいたら、どんなに心強いか"
- カイゼン・ジャーニーを通じて、日本中の現場や仕事場にそれぞれの越境ストーリーが紡がれるのを後押ししたい
- そして私はその物語を読みたい