前回
今回は1年あかなかったね。
2022年6月20日で Quipper に入社してから4年が経ちました。
Blog
5本。ぼちぼち。
登壇
4本。がんばった。
何をしていたのか
2021年10月から SRE Team の Engineering Manager を務めている。現在10ヶ月経過した。
基本的にはマネジメントに徹していて、ハンズオンはほとんどやらず、優秀なメンバーたちに任せている。
ミッションマネジメントを通じてチームで課題になっている部分を改善し、Platform は大きく改善されている。
SRE が扱う領域以外だと、ICT 環境の改善、プロダクト開発部の組織開発・改善、プロダクト開発部の技術戦略と外にも手を伸ばした期間だった。
Product Security Engineering のポジションをオープンし、1名採用できたのは(運が良かったのが大きいが)大きな成果だった。
前回"今後やること"に書いてあった以下の3つだが、
- Product Security Engineering Team の立ち上げ
- プロダクト開発組織をより Sustainable にする
- ビジネスにエンジニアリングで貢献する
1つ目はできた。2つ目も組織課題を実際に解決したり、それを扱うという一定の方法みたいなものは切り開けたかと思う。
去年も掲げていたけど、できていなかったというか、助走期間だった。
プロダクト開発部がいくら SLO を定めてみても、それにより機能開発と非機能開発の優先度が「数値」によって、異なる職種を通じて話し合い、変更されうる状態になっていない。
そこを変えに行く。
そのために、技術戦略グループのマネジメント/リードをして、技術的負債をコントロール化に置く活動を支援したり、自己診断能力を開発できるようにして現状把握できるようにしたりして、機能開発 - ビジネス開発と同じだけ、非機能開発や技術的負債解消活動にも説明責任が果たせるようにしていく。同じものを見て、異なるストーリーを持つ人々と、1つの目的を達成できるようにする。そのために組織も技術も両方見て世界を変えていく。
今のところは、これが無理だと諦めた時に転職を考えるのかなと思ってます。これをやれると思ってるうちはがんばります。
3つ目についてはできていないというか、方向を変えた。
長らくやってきた SRE という活動において、最も重要なことは、問題を発見し、改善し続けられる文化を作ることだと気づいた。SLI/SLO がバックエンドの指標になっているから E2E で見ないとねとか、Four Keys のリードタイムやデプロイ頻度を伸ばすとか、いろいろ細かいことは考えたけど、細かいことはどうでもいいなと思った。
技術戦略という活動、SRE という活動を通して、数値はもちろん大事だが、フィードバックを得て、改善し続けるということが本質だと気づいた。SRE Team としては開発チームから Feedback を得る、Feedback Cycle を回す、ということを重点テーマとして今期は活動している。
そして"ビジネスにエンジニアリングで貢献する"という点は、まだまだ道半ばだ。していないことはない。前には進んでいる。諦めてもいない。
次の半年は別のチャレンジをして、引き続き取り組んでいく。
今後やること
大きくは変わらない。
- 開発者生産性を大きく改善するための Platform と文化を作る
- Product Security の実践
- ビジネスにエンジニアリングで貢献する
おわりに
楽しくやりましょう。次はいよいよマネジメント3(半)期目です。
今後もよろしくお願いします。