はじめに
100冊目指してましたけど届きませんでしたね。去年は66冊なので+9冊。
読書メーターがようやくリニューアルしましたね。
10冊ぐらい印象的だった本をあげてみようと思います。
ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -
- 作者: 佐々木典士
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2015/06/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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断捨離系ブームの火つけですかね。断捨離の本という"モノ"を買うんかいって気分になりますが(電子版があればそちらをどうぞ)今回引越しに伴ってモノを大量に捨てました。そのあともこれ以上はモノを増やさないよう心がけています。今はもうあらゆるものを持たない時代というのは間違いないですね。
とはいえデジタルデータのバックアップにはお気をつけください。
- 作者: 岸政彦
- 出版社/メーカー: 朝日出版社
- 発売日: 2015/05/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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これね、とっても面白かったんだけど、言語化できていませんでした。(ブログに下書きのまま残ってる)もう1回読もうかな。社会学と断片的っていう一見矛盾(?)したものを考察して、何を言っているのか、何を伝えているのか、ぼんやりしていてわからないんだけど、何かが届いて、何かが動くんですよ、あー言語化できない!気になる人は読んでみてください。
- 作者: 島本理生
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/04/26
- メディア: 単行本
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唯一新刊が出るたびハードカバーで買う作家、島本理生の新作。島本さん特有の危うい女性、クソみたいな男、スリリングな展開、酒と旅。イノセントって何がイノセントなの?って思いましたね。
何が「イノセント」だったのだろう。そう問う物語だった。神がいても、いなくても、許すのも、幸せになるのも、自分なんだと思えた。スリリングな展開、相変わらずの弱さと隙を持つ主人公、性欲が先行する男と、島本作品の特徴的な人物たちだったが、恋愛や出産よりも、「生きる」こと、「幸せ」とは、を考えてしまう小説だった。
- 作者: 高城剛
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2011/02/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本をきっかけに高城剛にハマりましたね。ふむふむほうほう、自分ができる人になれるような気がしてくるので即効性があります。(笑)QA方式でサクサク読めるのでさくっと自己啓発したい方にオススメ。もちろん内容も素晴らしいですよ。
- 作者: 川上未映子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/10/15
- メディア: 文庫
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すべて真夜中の恋人たち、というタイトルに負けない内容。
「雰囲気が好き」なんて何も言っていない感想をもらしたくなるほど、真夜中の景色とこぼれ落ちる感情の波が恐ろしくマッチしていた。登場するすべてに無駄がなく、どの話もこの作品を構成するのに必要なものばかり。聖と冬子の会話もコントラストが効いていて面白かったし、登場人物の価値観まで見えるのが面白かった。個人的には水野くんの考え方が重要で、彼の「自分で選ぶこと。与えられたものを捨てること」という考えが好きで、冬子には持っていないものだったんだろう。言葉を落とすこと、大切だと思った。
- 作者: 仰木日向,まつだひかり
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックメディア
- 発売日: 2016/06/24
- メディア: 単行本
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「理論書などGo to Hellなのです!」の名前の通り、このラノベはすごいです。すぐに作曲できるようになるとは言わないまでも、作曲が身近に感じられるんじゃないでしょうか。僕も作曲経験はあれど、耳コピは苦手で、この本を読んで同じ方法で耳コピをしたら以前より楽にできるようになりました。作曲初心者の友人に勧めましたけど絶賛。オススメ。
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2016/10/07
- メディア: 文庫
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文庫化されていたのではじめて村上春樹を読みました。昔読んだことあったかもしれないけど忘れた。別の作品も読もうと思えた短編集。
まえがきでも述べられてる通り、女のいない男たちというテーマのコンセプトアルバムであり、緩く関連が見られる。ドライブ・マイ・カーの、演じて、また、戻るが、同じ場所に戻らないということ、イエスタデイの関西弁と、器用な女、独立器官の、自分が何者かを見つめゼロになろうとした医師。この3つが好きだった。シェエラザードの語る話には確かにひきこまれたが前提となる設定がよくわからないし、木野の登場人物も個性的でバーの静かな雰囲気が良いがオチが不明瞭だし、最後の表題作についてはほぼ全てがよくわからない。
- 作者: せきしろ
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2016/10/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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個人的ベスト。たとえることにここまで考えたことなかった。読書って今まで知っていたし触れていたんだけど、それに新しく名前をつけたり、それについてとことん考えて新しい視点が自分の中に増えることが楽しみだなぁと思う。
- 作者: 森昭
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/08/19
- メディア: 新書
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最近歯医者に行きだしてから読み出した本。読むのが遅かった。歯に関してはnot too late、飲んで歯を磨かずに寝る自殺行為はみなさんやめましょうね。。。しかしデンタルフロスを奥歯に使うのが難しい。
消極性デザイン宣言 ―消極的な人よ、声を上げよ。……いや、上げなくてよい。
- 作者: 栗原一貴,西田健志,濱崎雅弘,簗瀬洋平,渡邊恵太,小野ほりでい
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2016/10/24
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個人的ベスト、その2。これも同じ「消極性なひとをどうやって表に出すか、引き出すか」については一度悩んだことがあったテーマなので、まさかそこに着目して研究している団体があるなんて!という驚きがありました。
おわりに
来年は冊数というよりは、ジャンル別にバランスよく集計してみようかなと思いました。どうも小説が少なくなっちゃうな。
しかし読書メーター2016年に読んだ本は何冊!とズバっと出して欲しいなぁ。
ちょっと小説をもっと多く読みたいな。今年は6冊しか読んでない。。。ジャンル別の集計も簡単にできるようになればいいな。