読んだ。
失敗から学ぶRDBの正しい歩き方 (Software Design plus)
- 作者: 曽根壮大
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2019/03/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
知見の宝庫。著者の曽根さんが本書を書く理由を「知見を後の世代につなぐため」といったことをおっしゃっていて(Twitterから見つけきれず。。。)本当にありがたいと思いました。この本自体も様々な参考となる本が紹介されていて、さらに次の学びへつなげることができるようになっています。
本書の中では、「フラグの闇」が印象的でした。これまで削除フラグにより論理削除と呼ばれるものはよく見てきたし、特に違和感を持っていませんでした。しかし、クエリの複雑化(かつ、影響が広範囲に及ぶ)、UNIQUE制約が使えなくなる可能性がある、カーディナリティが低くなる、といった理由があげられており、便利なのはわかる反面デメリットもあることを学びました。
そしてメタな考え方として「DBには事実のみを保存する」(=状態を持たせない)というのが今まで考えていなかった考え方でした。
削除フラグが利用したくなるシーンでも、まず他の方法でできないか検討してからデータベースで状態をもたせるか検討したほうが良さそうですね。
最後に目次をのせて自分の中のINDEXに保存して終えようと思います。