ツナワタリマイライフ

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「プレゼンに役立つデザインの法則50」読んで考えるプレゼンのデザイン面で気をつけること

はじめに

(自分にとって)良いプレゼンというものが未だに定まらないので今回はデザイン面から考えてみる。

プレゼンに役立つデザインの法則50 (玄光社ムック)

プレゼンに役立つデザインの法則50 (玄光社ムック)

全体的にパワーポイントの操作が載ってるのでwindowsユーザはいいかもしれない。(自分は会社で使うが個人的なものはkeynoteで作る)

フルカラーで読みやすいがどちらかというとビジネス提案のプレゼン向け。サンプル、そんなに画像使わんわ、とか思うけど技術プレゼンに活かせるものもあると思うのでこの本の章立てにしたがって考えていく。

Chapter1 企画整理

  • いきなりプレゼンアプリを立ち上げないこと
  • スライドの情報量は極限まで削ること

に関して同意します。プロットは手書きのノートあるいはテキストエディタで流れをつくり上げるほうが全体を俯瞰的に見れます。スライドの情報量ですが、とにかく多くの情報をつめこみたい!という考えが今まであったんですが、必要なもの以外は極力省いたほうがいいです。一応書いておく、みたいなことはノイズになりえます。

あとはフリーの写真・ロゴのサイトが紹介されてあったので見てみて良さそうなものをメモ。

StockSnap.io - Beautiful Free Stock Photos (CC0)

著作権が放棄された画像が掲載されている。技術プレゼンでまるまる写真なんでセクション区切りページの背景ぐらいにしか使えない気もするけど、試してみる。

Free stock photos · Pexels

同じくクリエイティブ・コモンズゼロ設定の写真素材。

Flat Jewels Icon Set [Freebie] - Hongkiat

フラットデザインなアイコンセット。使えるシーンあるかも。

Gratisography: Free high-resolution photos

写真素材サイト。

20 Flat Icons (PSD) - GraphicsFuel

画像素材サイト。アイコンがある。

ピクトグラムとかアイコンとか、そういったものをフリー素材で使えるとプレゼンが図解しやすくなって良さそうですね。

Chapter2 フォーマットと色彩計画

同意したのは色の種類ではなく濃淡で使い分けることですね。色の種類は3か4にして、あとは濃さでグルーピングしたりすれば視覚的に理解しやすくなる。

色の選び方、色相環だとかなんとかでちゃんとわかればいいんですが、テンプレから選んでそこからはみ出ないようにする、ぐらいで僕はいいと思ってます。

Chapter3 図解

極力文字のスライドをやめて、図にできるものは全て図にしたほうがいい、とすら僕は思います。文字を読むスライドはスライドである必要がない。文章を配布すればいいだけの話だもんね。

ただ載ってる内容はグラフの見せ方とか写真の加工の仕方ばかりであまり得るものはなかったですね。ピクトグラムを使ったほうが良いというのは少し前で話した通り。

個人的には章末のコラムに載っている、理系のためのデザイン同人誌「DeScience」が気になりました。読んでみよう。

 Wimdac Studio C89

Chapter4 文字とレイアウト

フォント、サイズ、色、太さでのコントラストの付け方について解説がありました。

これに関しては文字数を極力削った上で、書いた文字は20ポイント以上とか、フォントはメイリオにしとけ、とかそういうレベルでいいと思います。ちなみにアニメーションには反対意見が多いように感じてますが、少しずつ見せていく手法と、本当に動きを持たせて説明することでわかりやすさが増す、みたいな例では使ってもいいと思います。最終的にpdfに出力することを考えると上書きするようなスライドは好みでないです。

Chapter5 アドバイスと改善

この章で、自己レビューに関する汎用的なチェックポイントみたいなのがあればと期待したんですが、内容は誤字に気をつけるとか、プレゼンを頼む上での頼み方が書かれていたので、残念でした。

誤字脱字のチェックはもちろん必須だと思いますが、どう改善すればいいのか、って自分で作ってるとわからなくなってくると思うんですよね。それを「ひたすら経験だ」「まわりのひとにみてもらうといい」なんて正しすぎるアドバイスしてもしかたがないわけです。

自分の自己レビュー観点ですが、自分でスライドを写して喋って見て、自分で「???」って思わなくなる、ところが1つの妥協点かな、と思ってますが、これも主観的ですね。。。

プレゼンの自己レビューポイントについて客観的な指標を出したいですね。

まとめ

この本を読んで1番気づいたのは、(デザイン面ではないんですが)「喋る内容」ベースでスライドを作るという視点でした。タイミング良く研修でそのようなスライドを見たってのも相まって、喋りをメインで考えて、それをサポートするためにスライドがある、って考え方のスライドのほうが見てて楽しいなと思いました。

自分の会社ではどちらかというとスライドは情報ベースで、スライドに何を書くかを考えて、それに合わせて喋るというスタイルになりがちですし、自分もそうなっています。今度は喋る内容を書いて、それをサポートする資料を作る、というスタイルで1度やってみたいと思います。

あと自分の発表の録音をするのも、(おそろしいけど)効果的でしょうね。

今回はデザイン面を考える本だったので喋り方、発表の仕方に関しては触れませんでしたが、プレゼンってStory + Talk + Watch(DeScienceの作者インタビュー記事より)だと思うので、Watch(見た目)以外にもTalk要素についても今後は考えたい。

自分が今のところ思ってるプレゼン作りで気をつける点は。。。

  • 極力文字を削る(図を増やす)
  • 極力情報を削る
  • 色は4色まで、濃淡を使ってグルーピングする
  • 喋りをサポートするスライドを作る(new!)

という感じでしばらくやってみようと思います。ちょうど数日後に発表の機会があるので、試してみます。