はじめに
ふと思いついたテーマ。
自分の実力、技術がオープンに評価されることがもっとも望ましいことではあるけど、それが必ずしもオープンで、ワールドワイドな評価でなくてもいいと思う。仕事をしていく上で、自分が今いるチームでどんな価値が発揮できるか、自分の得意なところなどこなのかを自覚しておくことは大切だと思い、書き記しておく。
チーム内で自分が相対的に優れていると思うこと
最新技術動向のキャッチアップとアウトプット
1人化け物みたいなひとがいるのですが、それは置いておいて、定期的にmenthas.comさんを見ていること、Twitterの技術アカウントのタイムラインを見ていること、後述しますが社外勉強会に参加していることから、少なくとも語彙という意味で最新技術情報は知っているほうです。
1人化け物*1みたいなひとがいるので、そのひとに食らいついていきたい。
CI/CDまわりのツール・フレームワークの技術知識
前のチームでそれら専任チームをリードしていたので当たり前といえば当たり前ですが、チーム内では教えることができる立場にいます。
そもそもgit(github flow)の使い方からあやしいひともいるので、gitというツールの使い方からサポートしています。
具体的には以下のような感じ
- git
- gitlab
- gitlab-ci
- jenkins
- ansible
- capistrano
- serverspec
OSSの構築とチーム内導入
自由に使える仮想環境とIPアドレスを持っていることもあり、これまで様々なOSSを持ってきては試してみる、ということをやってきました。
- phpipam
- minio
- mattermost
- jenkins
- knowledge
- etherpad
自分で探して使ってみる、ということもありますが、「これ便利だから使いたいなー」という声を聞いて立ち上げた例もあります。Webアプリケーションの構築、セットアップ、導入をスピード感を持ってできる点は優れていると思います。
仕組み変えるための提案能力
何か仕組みを変えるための説明資料の作成と、説明して変更、受け入れてもらうプロセスを素早くやることができます。
これも前の仕事で開発プロセスのルール変更を外側からやった経験もあることと、様々なツールを導入して展開した経験も相まって、使ってみる、試してみる、誰もが使えるようにする、ということは得意です。
また、必要であれば図示して公開、ひとを集めて説明することで、これは何のために、どうやって使うのかを説明し、すぐに使える体制にすることができます。使ってみてのフォローまで行ってきました。
新しいテクノロジーの導入であったり、課題を仕組みから解決することを任されると、結構楽しくやれますね。
チームのパフォーマンス向上
マインドの問題ですが、誰よりも属人化を嫌っているので、チーム全体としての底上げは常に意識しています。勉強会のリードしたり、自分ができることをあえて別のひとにやってもらってフォローすることで、全員がいろんなことをできるように、じわじわ少しずつ広がっていくような仕掛けを出しています。
チーム内で自分が相対的に劣っていること
もちろん劣っていることはたくさんあります。詳細にはあげませんが、以下。
これらはこれから伸ばしていかないといけない部分です。
得意なことと活かしてチームにどう貢献するか
今のチームには僕は途中からJOINしているのと、外側から関わってきたという背景があります。メンバーの大半は長く同じチームに在籍しているひとが多いです。
チームを底上げすること、自動化まわりの技術をリードできること、仕組みの変更を得意としていることから、1つの技術開発をどっぷりやるというよりは、全体最適のための改善をリードしていく立場をやりたいです。
途中からJOINした自分だから見えることがあるので、現在の自分の案件を持ちつつ、広い視点を持って、細かい改善から大きな仕組み変更まで、できるだけ多くやっていきたいです。
ただし、改善というのは、「したらうれしいけどしなくてもしなない」こと。自分の案件も持っていて改善だけやっていればいいわけではないので、コミットが難しいのが難点。
いかに日頃の業務スピードをあげて、改善に時間が割けるかが鍵だと思います。
やりたいと思ってる改善は以下
- MS WORDの撤廃、すべてのドキュメントをgit差分管理可能な状態にする
- 上記のためドキュメントCI環境構築
- configのgit管理と、適用自動化
- ドキュメント開発へMRによるレビュープロセス導入
- 開発環境のモニタリングとインシデント事前予防
まとめ
オープンな技術で、会社を超えて広い世界で評価される技術をつけることも大切ですし、今後発信も行っていきたいですが、今自分が働いてるチーム内という小さな世界でも自分の立ち位置、価値、そしてどう貢献していくかを考え、周囲にコミットしていくことも大切だと思いやってみました。頑張るぞ!